こんにちは。
緊急事態宣言が拡大されてしまいました。
再び、自宅で過ごす時間が増えた方、多いのではないでしょうか。
こういう時は、自分を振り返る絶好の機会だと思います。そして、これからの時代は、人生をいかに楽しく生きるかという人生哲学が必要だと思います。(楽しくというのは、楽ではなく充実なのですが、このお話は、またいずれかの時に)
今回、古典が教えてくれる哲学は、
あえて一尺後ろにさがって譲る
1歩先に行くより、ぐっと後ろに下がってじっくりと大局を見なさい。そうすればむやみに争う必要もなく、楽しく余裕を持って生きることが出来るのです、と説いています。
私達の多くは、先へ進もう進もうと努力することは出来るが、人が一生懸命先に進んでいるときに、1歩下がって道を譲り、じっくりと大局を見ることが不得意かもしれません。買占めの現場でよく見かける風景ですね。
先を争う対立の気で進路を邪魔されたり、互いに身体がぶつかって前に進めないことはよく有ることです。朝の出勤ラッシュで、大げんかをしている大人を
よく見かけることがありました。これは、心の余裕がなくなっている証だったのだと思うのです。
どうしても自分が主となろうとして意見を主張すると対立の気を生みます。この気は、周囲を巻き込んでネガティブなエネルギーに発展します。
ですが、相手の話をよく聞くことをすれば、相手の求めていることも理解することもできますし、話し合うことで対立が生まれず、全体がスムーズに進み、結局自分の意見が通るものです。
こういう経験、お持ちではないですか?
これは家庭内でも同じですね。
必ず自分が先に行こうとしないで、1歩退く勇気を持つことを実践してみることで、これまでの前向きな頑張りの人生に更に余裕が備わって、家庭も仕事も楽しい本当の豊かな世界が見えてくるのではないでしょうか。
自宅で過ごす時間が増えていく今だからこそ、実践したい生き方ですね。