あなたは、今の仕事、ご自分に合っていると思いますか?
合っていなくて困っている、苦しい、辞めたいと思われている方も。
いや、何となくだけど合っていると思う、と思われた方も。
ぜひ、今回のお話をお読みいただけたらと思います。
私たちは仕事の本質を知らない方が多いからだと思うのです。私自身も、こうして北極流で人生を学ぶ中で、働くことについてひとつひとつ知るたびに、働く本質をいかに知らなかった、働くということを誰もどこも教えてくれなかったことに気が付いたのです。
【セルフチェック1】働く本質と聞かれて、どう思われますか?いや、そもそも、働くとはどういうことかご存知ですか?
北極流の勉強会の時に、こう尋ねられても、うまく答えられなかったです。
だって、その時まで、働くことは人生として当たり前すぎて、この世に生まれた私たちは、誰しも必ずしなくてはならないことだと。働かない人は、はっきり申し上げて、あかん奴だとみんなが思っていると思っていました。働く意味だの、働く本質だのの前に、働くしかないやろってのが現実だと。
「働くとは、傍(はた)を楽(らく)にすることなんです。周囲のために動くことなんです。誰かのためなんです」
これが、働く本質なのです。
正直、これまで周囲のために働くというよりは、生活のためのお金を稼ぐため、その次に、自分を認めてもらうためだった。確かにお客様のために頑張るってのはあったけど、自分のために働いていた部分が多かったと思うのです。自分を満たすために働いているのですから、自分が満たされないとなれば、不満や不安が大きくなるのは当たり前ですね。これを聞いただけでも、働くことへの視点が大きく変わったのを覚えています。
【セルフチェック2】あなたは現在、どのような働き方をしていますか?
北極流ではいろんな講師の方がいて、ビジネスに特化して活動されている小田真嘉さんと言う方がいらっしゃいます。その方が提唱する働き方(生き方・人生とも言えるのですが)には4つのステージがあるということなんですね。少し、ご紹介したいと思います。
①生活を維持するためだけの働き方
物欲、もしくは肉体的な欲求欲を満たすことに最大の関心を持っています。仕事の目的は、ただ生活を維持するためだけに働くこと。不満や不安やストレスをため込み自己嫌悪に陥るか、現実逃避として衝動的に発散する(ごまかす)毎日を生きています。
②好きなことをやって楽しく働く
個人的な有形の成功(特にお金儲け)や欲望的な自己実現をすることや、自意識的な自己満足感(もしくは感覚的な娯楽や快楽)を得ることに意欲を燃やしています。人生や仕事の結果は自己責任であり、自ら切りひらくものであることを十分に認識しているので、好きなことを追求することや得意な能力を伸ばしたりすることに努力を惜しみません。自分でモチベーションを高められ、自制して努力することができるので、自分の仕事を自分で工夫して楽しくすることができます。
③人生の充実を求め喜ばれるために働く
有形の成功や枠にとらわれず、無形の心の豊かさを大切にし、精神的な自己実現を目指します。独自の人生観(信念、ポリシー、哲学)にそった生き方を心がけ、自意識的欲望や自己満足感、悪い習慣や欠点などを克服しようと自己研鑽に励むことができます。相手の幸せが自分の幸せになっており、与え好きで相手に喜ばれることに嬉しさを感じるので、人の役に立つことを積極的に行います。仕事と日常(プライベート)の区別があまりなく、生きがいに溢れる毎日をおくっています。
④天命を全うし天職という働き方
使命感に目覚め、まるで今の仕事は、天から与えられた「天職」かのごとく働いています。世のため(誰かのため)に生きる、という確固たる意思(志)があり、今やっている仕事が、自らが生まれてきたお役目「天命」に通じていると確信し、お役目を全うしようとしています。今やっていることや目の前の人に、心をこめて誠実に向き合い、自己都合(損得、勝ち負け、好き嫌い)に左右されずに、自己超越をすることができます。
(※小田真嘉氏ウェブサイトより引用させていただきました。ありがとうございました。)
私たちは、この4つの働き方(生き方)のいずれかをしていて、その働き方(生き方)に違和感を覚え、次の成長進化していきたい、行こうとしている時に悩み苦しむのだそう。
そうです、仕事が合わないと考えているということは、ステージアップのチャンスが到来していることなのですね。ここで自分のステージを確認することで、目指すべき道の方向性が見えてくるのではないでしょうか。
あれは、師匠・羽賀ヒカル氏から占いを伝授していただいた時のことです。
「柴山さん、鑑定をしていく上でめちゃくちゃ大事なポイントがあるんです。それはー」
【セルフチェック3】自分の人生、残りの時間をかけて、何を残していきたいですか?
「この質問は全員にされた方がいいです。特に40代以上の方には必須です。なぜならば、この目指す未来が具体的でないと、人は年齢が増すにつれて、どう生きていったらよいかわからなくなるんです」
これを聞いたのが50歳過ぎ。先生、何でもっと早く教えてくれなかったんですか( ;∀;)
50代の私は、とってもわかります。なぜなら、50代も半ばを過ぎると、社内ではそろそろ第一線から退き始める時だからです。もちろんそうでない方もいますが、多くの場合、そうだと思います。(僕はそう思ったので、イベント業界から引退を決意したのです)
第一線から退き始めると、残りの人生をどう生きていったらいいか迷うこと多いと思うのです。そうなると、あの時はよかった、あれが最高の瞬間だったと過去の栄光に目が向いてしまい、その時とは違う自分に、どんどん衰えていく自分に目を背けてしまいます。どんどん自信を無くしていくことにも。
これって、違うと思いませんか?こんな人生を生きるために生まれてきたのではないですよね。人は死ぬその直前まで役割があるのだと。その役割を果たすしかないのです。ならば、どうせ役割を果たすのであれば、自分の心からやり遂げたい、後世に残したいことのために役割を全うしませんか?
やりとげたいという思いは、未来に対して、神様こうなりたいんです、という祈りになっていくのです。こうなると、もう、人生ブレることはなくなってきますよね。
私たちは、進学も就職も、自分の意志だけではなくて、その時の大人と環境の影響を受けてきたと思うんです。僕たちの世代は、バブル絶頂期でしたから、いろんな意味で浮かれていました。でも、みんなお金を儲けていたけれども、ヒエラルキーはちゃんと存在していて、この学校では就くことができない企業や仕事はありました。
これが我が相方さんの時代になると、もう超氷河期世代ですから、圧倒的なヒエラルキーが存在していて就職ができるかどうかわからない、なんて経験をしてきています。こういう状況の中で、私たちは希望ではなく可能かどうかに軸を置いて判断してしまうことが多くなってきたと思うのです。
【セルフチェック4】あなたが今お勤めされている会社は、入りたかった会社ですか?入ることができた会社ですか?
もちろん、入りたかった会社に入って、やりたかった仕事をやっている方もいらっしゃるでしょう。でも、仕事が合わないというお悩みを持っている方の多くは、自分の人生でできることを選択されているのではないでしょうか。
あなたが悪いわけではありません。決して、劣っているわけでもありません。これまでの環境の影響が大きかったのです。(もちろん、そこにも意味はあったりしますが。。。それはまた後日にでも)
ですから、ここで、自分の心の問いかけてほしい。
どういう会社に入りたいのか?どういう仕事をしたいのか?やれるやれないは関係ないです。やりたいかどうかが重要です。あなたの心の素直な声に耳を傾けることです。
いかがでしょうか?
私たちの人生、働くことと無縁に生きることはできません。でも、そもそも働くことは、苦しくて辛くて悲しいことではないのです。働くことを通じて、世の中を幸せにして、自分を幸せにしていくために、僕たちは生まれてきたのです。
仕事が合わないということに気が付けてあなたは、ようやく自分の心の声に気が付いたのだと思います。心が自分らしく生きろと叫んでいるのです。
ぜひ、今こそ、自分の心に耳を傾けてください。
人生が大きく変わる、最高に幸福になれるチャンスを迎えているのですから。