いい加減にせよ、目覚めよ
「めちゃくちゃに悪いことが立て続け起こってます」
ある動画に、こんなコメントをいただきました。
私は以前、人生が変わる時、しかも激変する時には、痛い思いをするようなことが起きますよ、というお話をしました。
私も人生が変わる度に、何度も何度も痛い思いや経験をしてきました。ただし。立て続けに続くというのはあまり経験がありません。
続いて起きたのは、2回。人生をかけて命をかけてやろうとした役者の道をあきらめた時と、占い師で生きていこうと決めた時がそうでした。両方とも、僕の人生を大きく方向転換した出来事。あの時に決断していたからこそ今があります。
運命学から観た場合、それが起きているということは、これは、変化待ったなし、という状況だということなんです。いい加減にせよ、目覚めよというサインなのです。
あれよあれよと悪いことが起こっていく…
私の場合。
役者をあきらめた時は、所属事務所の移籍に失敗し、オーディションにはまったく合格もできず。アルバイトを転々として、収入が不安定、自分自身の体調不調と、母親から「父親の病気」を告げられたあの日。
占い師で生きていこうとした時は、突然の解雇、ハローワークへ通うも仕事先が見つからず、転職サイトで何度就職試験を受けても不合格の連続。失業保険の終了も目前となり、貯蓄の限界も見えた、あの時。
立て続けに悪いことが起きる時というのは、何の前触れもなく急に、ではありません。その前ぶれがあったはずなんです。
役者で生きていくんだ!だけどこのままでいいのかな、本当に役者で身を立てていけるのかな、いい年齢になったのにこの収入でいいのかな、何とかしなくちゃいけないな…。
役者をあきらめて就職して正社員で生きてきた。確かに収入は安定した。でも、仕事にやりがいは本当にあったのかな?この仕事を自分はどうしてもやりたかったのかな?正社員で働くことよりも、何かのプロフェッショナルになりたかったんじゃなかったのか?
ずっと心の片隅にひっかかっていたことなんです。何度も何度も何とかしなくちゃいけないなと思っていた。
でも、なかなか踏ん切りもつかないし、今すぐ何とかしなくても、明日来月来年何とかしなくちゃな…
それがあるとき、まるでひとつ歯車がかみ合わなくなったことをきっかけに、どんどんかみ合わなくなっていきます。
あれよあれよと、次々に悪いことが起こっていく。何をやっても裏目裏目に出てしまう。
もう目の前のことに振り回されまくって、いつの間にか茫然自失になってしまう。ここでようやく痛いのだと気が付くのです。
痛い思いをして何とか解決したと思っても、それが上っ面な解決であったら。解決ではなく、対処だけであったとしたら、結局また同じ痛い思いをすることになります。それを守護神様や守護霊様は、強制的に目覚めさせようとする。だから、「めちゃくちゃ悪いことが立て続けに起こる」のです。
もう、気づけ!気づけ!いい加減に気づけ!と。
私が占いの勉強をしていた時に、先生にこう教えてもらいました。
人は、その時に解決しなくてはいけない問題を先延ばしにしても、何度も何度も同じテーマでやってくる。その問題が解決するまで、下手すると一生その課題が出される。その課題をクリアしない限り、次のステージに行くことはできないのです。
そう、立て続けに問題が起きるということは、この課題をクリアすることがもう避けられないところまで来ているというサインなんです。
「止める」が僕を救ってくれた
ではこうなったらどうしたらいいかというと。
いずれの時も、僕自身を救ってくれたのが、「止める」選択をしたことでした。
役者で売れなければいけない、役者で食っていかなくてはいけない、を止めた。
やりたいことではなく収入を選択しなくてはいけない、毎日忙しく働かなくてはいけない、を止めました。
そういえば、イベントや映像制作の仕事をしていた時も、もう次から次にクレームが出たときには、担当を外してもらっていましたね。。。
ああ、あの時も「止める」が僕自身を救ってくれました。
私たちは、時として「止める」ことも必要なのではないでしょうか。
良くないことが次々に起きるというのは、よほどのことです。もう、緊急事態なのですから。
まずは、一旦手を止める。考えるのを止める。それが今どういう状況だとしても、できる限り一旦止める。
悪い流れを断ち切るイメージで、止める。
掃除をしたら、手放したくない未来が見える
立て続けに悪いことが起きる時こそ、北極流では「掃除」を推奨しています。
北極流の「掃除」は生半可なものではありません。
水回りをとことんピカピカにする。玄関をピカピカに磨く(ドアや三和土を磨き上げる感じで)。
窓をピカピカに磨く。不要なものはどんどん捨てる。
冷蔵庫の中、下駄箱の中、クローゼットの中、カバンの中、PCの中、スマホの中、そして頭の中を徹底的に断捨離して整理整頓する。
もう、身の回りに必要なものだけにする。まず、これをやっていただきたいです。
こうすることで、私たちは自分自身の本当に必要なもの、本当に必要な希望、これだけは絶対に手放したくない未来が見えてきます。
それが見えたら、行動に移せばよいのです。ただがむしゃらに、その時にやれることを目一杯やりきる。
そうしていくうちに、人生の良い流れがやってきて、新しい未来へ向けて進んでいけると思います。
でも、こういう時は、どうしても自分だけで悶々と苦しんでしまいがちです。自分の力だけで何とかしようとしがちです。
勇気を出して「止める」選択をするために、勇気を出して”相談”してみること、おススメです。