これから40代を迎える皆さんへ。
40代ってどういう人生だと思いますか?
今、40代を生きている皆さんへ。
40代をどう過ごしていますか?
50代を過ぎて人生後半戦の中にいる皆さんへ。
40代をどう過ごしたらよかったと思っていますか?
40代は、人生の折り返し地点
人生80年と考えると、40代は、人生の折り返し地点です。55歳(2022年現在)の私から見て、40代というのはとても大切な時期だと考えています。なぜなら、40代の生き方次第で、50代以降の人生は、大きく変わっていくからなのです。
40代は人生の折り返し地点です。厄年で始まる年代です。これまで自分は若いと自負している人でも、体力的なピークアウトは感じることが多いでしょう。それにともない、気力もだんだんと下がってきます。自分の中に、衰えを感じて唖然としてしまうなんて場面も経験します。
40代は、忙しい
一方で40代はかなり忙しいと思うんです。子育ても難しい年ごろになり、教育費や住宅ローン返済と出費も増え、役割もどんどん増えていきます。毎日が、あっという間。気が付いたら朝、気が付いたら夜。これまで感じたことのないスピードで一年が過ぎていきます。
それでも、頑張っていることが認められれば、人は頑張れます。仕事で成果が出せたり、稼ぐことができたりできれば、自信も持てるでしょう。
40代は、現実を突きつけられる
しかし、40代は現実を突きつけられることも多いと思うのです。役割が重くなっていく分、仕事での評価は当然シビアになっていきます。出世の可能性も見えるようになって、少しずつ自分のやっていることに疑問や不安を覚えます。それが自信を次第に蝕んでいく方も少なからずおられます。
家族のためにいくら頑張っていても、それが当たり前となって感謝されることもなくなります。そんな毎日が続けば、自分が何のために苦労して働いているのか、世話しているのかわかりません。自分の存在価値を下げていってしまいます。
このままの状態で、忙しいを言い訳にしながら、疑問や不安を抱えながら50代を迎えてしまう。 子供たちは次第に手を離れていき、やることがなく寂しさが増えていく。次第に職場の最前線から遠のいていき、そして、定年退職がやってくる。その時には、自分は何をしたらいいのかわからない。。。
こういうご相談も、実は多かったりするのです。
「不惑」になるには、叶えたい願いを持つこと
北極流では、人生をこう考えています。
20代 無我夢中になって働く
30代 増えていく役目を背負いながら、一生懸命働く
40代 残りの人生、何を叶えていきたいのかを真剣に探し出す
50代以降 祈りを持って生きていく
40代のことを昔の人は「不惑」と言ってきました。 「不惑」とは、物の考え方などに迷いのないこと。だそうです。 「不惑」となるためには、自分がどうしても叶えたい願いを持つことが一番なのです。 その願いを探すことこそが、40代のテーマなのです。
40代で叶えたいことが見つかれば、50代以降は、その願いを叶えたいと祈りながら日々精進していく。
そうすれば、
50歳「知命(ちめい)」宿命を知る。
60歳「耳順(じじゅん)」、周囲の意見などを素直に受け入れられるようになる。
70歳「従心(じゅうしん)」、思い通りに行動しても道を踏み外さずに生きられるようになったとなっていくのです。
どうすれば「叶えたい願い」を見つけられるか
では、どうやったら叶えたい願いを見つけることができるのか。
ひとつ。ヒントをお伝えします。
② これまで自分がやってきたことで、やってよかったと思うことは何でしょうか?
③ 今、自分がやってみたいことは何でしょうか?
④ 今、あなたが大切にしたい人は誰ですか?
これをひとつずつ書き出してみると、案外、共通点が見つかるものです。その共通点を見ながら、あなたが叶えたい、たったひとつの願いを考えてみてください。きっと見つかると思います。それが見つかったら、あとは、叶えたい願いを軸に行動すればいいのです。
どうですか?
今、40代を迎えようとしている皆さんは、ああ、そういう時期を迎えるのだと認識してください。 今、まさに40代を生きる皆さんは、こちらをやってみてください。
50代を過ぎても願いが見つかっていないという皆さん、遅くありません、やってみてください。年齢とか経験とか関係ありません。純粋に叶えたいという思いが大事なのです。
どうぞ、人生が終わる時に、いい人生だったと言えるために、今取り組んでいただきたいと思います。