【母親が嫌い】そんな風に思ってしまう理由と対処法とは

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「人間関係、愛情関係に悩みを抱えている人の原因は、ほぼ親子関係にある」
北極流を学ぶ中で、何度もこの話を聞きます。

両親との関係、とりわけ母親とは、幼少期の子供にとっては最も親密で不可欠な存在ですから、その関係が子供に多くの影響を与えています。母親のことを嫌いな幼児はいないでしょう。でも、成長するにつれて感情に変化が現れ、思春期の頃から嫌いになり、大人になっても嫌いなままという人も少なくありません。

それはなぜか。
いろいろな相談に預かっているうちに見えてきたのは、母と子の関係を通じて、自分に自信を無くしてしまった、自己肯定感が低くなってしまったために、悩み苦しまれている方がとても多いのです。その傾向が、最近とても増えていると思うのです。

まずは、その原因について解説していきたいと思います。

なぜ母親を嫌いになるのか

① 愛情をかけてもらえたと思えない

僕の母は美容師でした。家が店舗でした。仕事中は絶対にお店に入るなと言われて育ちました。あの忙しい毎日の中で、家事労働も子育てもほぼワンオペでした。そんな環境で育ったせいか、「ねーねーお母さん、聞いてー」と言うことはできませんでした。

自宅が商売をしていたり、共働きだったりしている環境では、母親は余裕がなく、子供から声をかけることができません。何か言えば、「あとでね」「ちょっとうるさい」「あっちへ行ってて」とつい邪険にされてしまう(うちも多分あったかと思います)。そうされたとき、子供は「自分は否定された」「自分は邪魔なんだ」と思ってしまいます。

それが何度も続けば、「お母さんは自分のことが嫌いなんだ」「自分のこと、愛してくれていないんだ」そう思い込んでいきます。シングルマザーの場合は、この傾向は顕著だと思います。

② 過干渉で束縛が強くて窮屈

「ちゃんとしなさい」と何度も言ってくる親がいます。作法・言葉遣い・持ち物・衣装から、進学先や恋愛や結婚に至るまで、何から何まで口を出してきます。「あなたのためだから」と何度も口に出しますが、どうためになっているか、説明はしてもらえません。

理由のわからないまま、強制(矯正)ギブスにはめられているようで、子供はただ苦しいだけです。繰り返されると、「あなたはできの悪い子なんだ」と言われ続けているのと同じように考えます。こうなると、自分で何も決められない。自分に自信がなくなってしまいます

③ 褒めてもらえたことがない/自分が果たせなかった夢を押しつける

「聞き分けのいい子でいなくてはいけない」
「勉強やスポーツでいい成績を取らなくてはいけない」
「いい学校に進学しなくてはいけない」
「いい就職をしなくてはいけない」
「素晴らしい相手といい結婚をしなくてはいけない」

何かにつけて完璧を求める母親がいます。いつも常に子供の心配をします。ですので、いくら頑張っていい子でいても褒めてもらえることはありません

成績優秀は当たり前ですので、少しでも成績が悪くなったら不機嫌になります。進学で失敗などしたら、不機嫌を通り越して、我が事以上に悲しみます。就職先や結婚相手が気に入らなかった…自分が高学歴高収入で、最高の結婚をしたのであるならともかく、そうでないのに押し付けられては、子供はたまったものではありません。

求められるのはすべて結果です。努力ではありません。そこに愛情を感じるなどできません。

④ いつも他人と比較される

親は平等に接しているつもりでも、つい、「弟は出来るのにお兄ちゃんができないなんてかっこ悪い」「お姉ちゃんはいい子なのに、あなたはどうしてそんな悪い子なの」と比較してしまっていることがあると思います。これも、言われた方としては傷ついてしまいます。

兄弟姉妹というのは、ある種ライバルです。個性も人それぞれ違います。僕は一人っ子でしたので、よく親戚のいとこや近隣の同級生と比べられました。これ、けっこうキツイです。できる子できない子というのはあくまでも親の基準であり、子供には関係ないのです。それなのに、比較され続けると、やはり、愛情を感じなくなってしまいます。

⑤ 感情をむき出しで怒る

外出先で、怒鳴り散らしている母親をよく見かけます。注意というよりも感情が先走っています。子供は委縮してしまって、恐怖で泣き叫んでいます。こういう恐怖心というのは、心の中に一番奥深く刺さります。

何度も怒鳴り続けられると、麻痺してきます。走り回りたい、私の話を聞いてほしい、そんな子供の気持ち、わかってもらえない、と感じるようになります。怒られないように、無意識に親の顔色を見てしまいます。これは恐怖で人をコントロールしているのと同じです。

⑥ 他人の悪口やグチばかり聞かされる

これ意外と多いのです。口を開けば、夫や姑や会社や社会の悪口が出てきます。これをずっと聞かされていたら、子供だって辛くなります。子供には解決できません。これが続くと、その人間性をだんだん嫌いになってしまいます

いかがでしょうか?
程度の差こそあれ、今書かせていただいた点は、誰にでも思い当たることがあるのではないでしょうか?

誕生から苦労して自分を育ててくれて、大きくなってからも食事を作ってくれたり、身の回りの世話をしてくれる母親です。「母親が嫌い!」と自覚している人なら特に、母親嫌いな自分に罪悪感を感じてしまうのではないでしょうか。

しかし、「母親が嫌い」ということ自体は、別に悪いことではありません。罪悪感など持たなくてよいのです。

母親を嫌いになった時に知っておいてほしいこと

① 人生にとって母親は必要なのです。

母性原理性とは「無条件の愛」です。条件付きじゃダメなのです。人間が目覚めようと思ったら無条件の愛は必要です。無条件の愛を注いでくれている。安心感が根底にあってこそ挑戦できる。そんな存在が母親です。だからこそ、自分には母親がいるのだと理解してください。

② 母親を嫌いになるには、理由があるからです。

上記にあげたように、嫌いになるにはそれなりの理由があるのです。あなたの意思で嫌いになったわけではありません。ですから、罪悪感は感じなくていいのです。自分を責めるのは、やめましょう。

③ 母親と相性が必ず良いわけではない。成長進化に必要な存在なのです。

算命学や九星気学で拝見しても、親子だからといって必ずしも相性が良い組み合わせとは限りません。逆なことも多いです。でも、わかっていただきたいのは、相性の良し悪しではありません。そこにあるのは、テーマなのです。

土があるから水は流れる方向を決められます。樹木が生えているから土は安定します。金属があるから樹木は美しく剪定され大きくなっていくのです。火があるから水は固体→液体→気体と変化することができます。鉄砲水があるから土は動くことができます。火があるから金属は、その用途に合わせて姿形を変えていけるのです。良くない相性などない。すべては成長進化していくためなのです。

ああ、自分の人生にとって、必要な存在だったんだ。この親だったからこそ、自分は自立できたんだ。気づくことができたんだ。そう思えばよいのです。

④ 母親には母親の都合があるのです。

仕事で忙しい、夫婦関係でもめ事がある、心配事や考え事が多い。仕事も妻も家事労働も、多くを背負って頑張っているのです。どうしても、お母さんが「母」から遠ざかっている時があるのです。そういう時は、子供に条件をつけています。「こんなことやったからコイツ腹が立つわ!」「勉強したら褒めてあげる」とか。いい子でいたら認めてあげる。

母親だって苦しいのです。切ないのです。悩んでいる(いた)のです。このことを、納得しなくてよいから、理解してあげてください。できれば、いつか「水に流して」ください。

⑤ 親子は別人格だということを理解しましょう。

人はみなそれぞれ違います。この世にたったひとりの存在です。存在すら奇跡です。だから、親子だから同じだということはありません。共通項は確かにあります。でも、違うことも多くあります。

ですから、親子がいつも一緒にいた方が良い、というわけではありません。親子が分かり合えて仲良しというのは、全てに当てはまることはありません。時には、別居して、物理的距離を置くことも大事なのです。

⑥ 相談してください。

親子の数だけ関係性があります。物語があります。何が最適かということは、専門家に相談してください。自分が思ってもみなかった発見がそこにあるのではないでしょうか?

今回は、母親との関係を解説させていただきました。でもこの話は、母親との関係だけでなく、人間関係全般に適応できる話だと思っています。

母親を許し受け入れることができたら、人間関係も劇的に変わることでしょう。相手を知り、受け入れることができるようになれば、もっと今の自分が好きになれます。自信が持てるようになります。

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