今回は神様から多くの功徳をいただける神社参拝のお作法についてお話いたします。どうぞ最後までおつきあいのほど宜しくお願いいたします。
まず初詣というのは何も三が日に行く必要はありません。来年の2月3日、節分までに行けばすべて初詣となります。運命学では2月4日が新年とされており、新年への願を立てるのも節分までで良いとされているのです。
- なぜ神社参拝なの?
- 参拝に行くと良い神社
- とっておきの神社参拝お作法
- 行くと決めた時から神社参拝は始まっていると考え、気持ちを高めていく
- 参拝する神社に祀られている神様のことを(せめて名前だけでも)調べる
- ちゃんとした身なりで参拝に行く
- 鳥居の前で一礼し、お手水で手と口を浄化する
- お賽銭はちょっと痛いぐらいの金額で、できれば封筒に入れておく
- 二礼二拍手一礼
- 参拝場所は賽銭箱からなるべく離れた場所で
- 天津祝詞を唱える
- 自己紹介をする
- 神様への御礼と禊払いを唱える
- 自分の周囲の方々の幸せを祈る
- 願いを叶えられる自分に成長できるよう祈る
- 叶えたい願いを具体的に祈る
- 周囲の幸せが9割・自分の願いが1割
- おみくじを引く
- 参拝帰りに、神社がある地域で作られたものをいただく
- 帰宅後も、事あるごとに祈る
- 日々、神様(人様)に応援される愛される生き方をする
なぜ神社参拝なの?
では、なぜ神社を参拝していただきたいか。理由は3つございます。
一年間に身に付いた罪・穢れ・心の傷を浄化する
私たちが暮らしていく中で、知らず知らずのうちに犯してしまった罪や穢れ、ネガティブな話や情報に触れることで染みついてしまった汚れ、そうしたネガティブなエネルギーを禊払い、リセットすることが1つ目の理由です。きれいな形で新年を迎えるために、神社の力をいただきましょう。
開運に必要な“光のエネルギー”をいただく
心のエネルギーは、言い換えると光のエネルギー(※陽の光を浴びる日光浴も開運の一つです)。その光のエネルギーが、運のエネルギーとなって開運につながります。そして神社は、この光のエネルギーをたくさんチャージできる場所なのです。今年一年を頑張るエネルギーを、ぜひ神社でいただいてください。
「人生を変える」ために神様の応援をいただく
私たちは自分の力だけで物事を何とかしようとしがちですが、自分の力でやれることには限界があります。そこで自分の力だけではなく、周囲の人たちや神様に応援してもらうことによって、自分の運命を動かしたり、運命を変えることができます。だから人生を変えたかったら、神社参拝がおススメなのです。
参拝に行くと良い神社
続いては、参拝に行くと良い神社についてお話します。本当であれば伊勢神宮や出雲大社のような大きな神社に行けると良いのですが、それ以外でも覚えていただきたい、行っていただきたい神社がございます。
境内が掃き清められて、手入れが行き届いている地元で一番大きな神社
一番大きな神社は基本的に手入れが行き届いています。実は神社の境内が手入れされているか、きれいに掃き清められているかどうかで、神様が降りておられるかどうかの「写し鏡」になっているのです。ということは、手入れが行き届いていない神社には神様が降りておられないという話もございます。
境内が掃き清められて、手入れが行き届いている生まれ故郷の一番大きな神社=産土神社
生まれ故郷で一番大きい神社を産土(うぶすな)神社と呼びます。私たちはその産土、神様とのご縁をいただいておりますので、もし帰省される機会がありましたら、ぜひ地元の一番大きな神社を詣でてください。
その地域を守護されている神様が祀られている一之宮=令制国で最も社格の高いとされた神社
全国には地域ごとに一之宮と言われている神社があります。その地域を管轄する神様がおられるのが一之宮というイメージです。例えば東京なら、埼玉県の大宮にある氷川神社。私が生まれた愛知県は一宮市にある真清田神社になります。皆さんも自分の地域の一之宮を調べて、機会があればご参拝ください。
伊勢神宮・出雲大社
やはり、最高の神社と言いますと伊勢神宮と出雲大社になります。この二大神社は、日本の神様の中でも頂点と言ってもよい神社ですので、ぜひ行っていただきたいです。本当に一生に一度でもよいので。
とっておきの神社参拝お作法
皆さん、参拝したい神社は決まりましたか?
ここからはいよいよ神社参拝のお作法についてお話いたします。
行くと決めた時から神社参拝は始まっていると考え、気持ちを高めていく
実は「この神社に行こう」と決めた時から、神社参拝は始まっています。ですので、その神社に行くために気持ちを高めていくということが、まずは神社の功徳をいただくポイントになります。
参拝する神社に祀られている神様のことを(せめて名前だけでも)調べる
自分が行く神社にはどの神様が祀られているのか、最低でも神様のお名前だけでも調べておいてほしいです。神様だって、ちゃんと自分のことを調べてきて、自分の名前を言ってくれる方には目をかけてくださるのです。ぜひ神様のお名前、できれば功徳を調べていただければと思います。
ちゃんとした身なりで参拝に行く
参拝の前日までに心身ともに整えましょう。そして当日はちゃんとした格好で参拝してください。私が子供の頃は、初詣は晴れ着を着ていかれる方が多かったと思います。自分も冬物の洋服を、参拝の時におろしていました。もし人生を変えたい、そんな参拝をしたい方はぜひ身なりも整えましょう。
鳥居の前で一礼し、お手水で手と口を浄化する
神社に着いたら、まずは鳥居の前で一礼。そして、お手水です。コロナ対策ということで、お水が出ていない場合もあるかと思います。そうした場合は手持ちのペットボトルで洗えば良いですか?という質問をいただいたのですが、その方法でも構いません。ただお手水がある場合は、きちんとお手水して、口の中をすすいでください。
お賽銭はちょっと痛いぐらいの金額で、できれば封筒に入れておく
人生を変えたいぐらいのお願いをするならば小銭は避け、なるべく自分にとって少し痛いぐらいのお賽銭を入れましょう。さらに私の場合は、封筒に入れるようにしています。あと賽銭箱に向かってお金を投げるというのも、神様に向かってお金を投げるのと同じですから、丁寧に入れましょう。
二礼二拍手一礼
二礼二拍手一礼の作法でお参りをいたします。神社によっては二礼四拍手一礼の場合もありますのでご注意ください。
参拝場所は賽銭箱からなるべく離れた場所で
お参りの場所は、賽銭箱の近くはなるべく避けた方が良いです。賽銭箱の周りは、人の願いの情念が渦巻いて気が散りやすく、ゆっくりお願いができません。人の念に取り込まれてしまうこともあるので、お賽銭を入れたら少し離れた場所からお祈りしましょう。
天津祝詞を唱える
お祈りの際に、できれば天津祝詞を唱えていただきたいです。これは神様への御礼とお願いを祝詞という形で伝えることになります。暗記が難しい場合は、プリントアウトしたものを見ながらでも構いません。
※天津祝詞については以下を参照ください
https://genbu.net/tisiki/amatu.htm
https://www.youtube.com/watch?v=nCy-NwFpgwI&t=7s
自己紹介をする
お祈りの前に「(御神名)様、あけましておめでとうございます。私は(氏名・年齢・職業など)です」というように自己紹介をします。神様も万能ではないので、名乗らない人の願いまで聞くことは難しいです。さらに「こういうことを行っています」「こういう努力をしています」と付け加えるのも良いです。
神様への御礼と禊払いを唱える
「令和2年、神様の御用にお使い下さいまして誠にありがとうございました。令和3年も、どうぞ神様の御用に私をお使いくださいませ」と唱えてください。実態のない神様は、私たちの身体を使って世の中を良くすると言われています。神様と自分を一体化するような、ご縁を結ばせていただくような一言ですので、お試しください。
さらに禊払いとして、このように唱えてください。
自分の周囲の方々の幸せを祈る
いよいよお祈りです。まずは家族や友達、仲間など周囲の幸せを祈ります。これを「愛念の祈り」と言います。神様は、人のことを応援したり、バックアップしたりする人を非常に好みます。見込みがある人だと思っていただけます。
願いを叶えられる自分に成長できるよう祈る
次は、願いを叶えることができる自分になれるよう「心のステージが上がりますように」「徳を積むことができますように」「成長できますように」というように成長進化をお願いします。これを志を立てる「立志の祈り」と言います。
叶えたい願いを具体的に祈る
そして最後に「今年はこういう計画を立てております」「こういう目標を立てています」「こういう出会いを求めています」と叶えたい願いをできるだけ具体的に伝えて、「私も成長進化して行動いたしますので、どうかお力添えをお願いします」と祈ります。
周囲の幸せが9割・自分の願いが1割
願い事の配分は、9割は人の幸せ、1割は自分の幸せが良いと言われています。ここまでお伝えしたように、まずは人々の幸せを祈り、自分の成長を祈って、最後に自分の願い事を具体的に伝えましょう。
おみくじを引く
お祈りの後は、おみくじを引きましょう。おみくじに書かれている神様からのメッセージを受け取ってください。
おみくじの見方についてはこちらの記事もご覧ください。
参拝帰りに、神社がある地域で作られたものをいただく
その土地にある神様からいただいた供物をいただくということで、神社の近くにあるお土産物屋でお土産を買われたり、その土地で作られたものを食べて帰ると、その土地の力もいただけると言われています。
帰宅後も、事あるごとに祈る
神社を参拝したら終わりではなく、事あるごとにお祈りしましょう。「通い路」と言って、すでに神社とのご縁をいただていますので、神社でお求めになられたお守りやお札はもちろん、YouTubeで公開している神社の動画に向かってお祈りする形でも構いません。
日々、神様(人様)に応援される愛される生き方をする
最後に日々の生活の中で心がけてほしいのは、神様から、そして人々から応援される生き方です。神様や周囲の人々の力をお借りして、願いを達成するためには、応援してもらえるような生き方を送ることが大切です。そうした生き方を心がければ、素晴らしい功徳をいただけると思います。
以上が神社参拝のお作法となります。なるべく2月3日までにご参拝いただきたいですが、その日を過ぎたとしても効果があると思いますので、ぜひ神社へご参拝ください。
1日でも早く、皆様が普通に神社に行けるようになることをお祈りいたします。