今回は開運陰陽五行 最後のエレメント。『水』のエネルギーについてお伝えします。
生命の源、人間関係の源、潤い。『水』はなくてはならないエネルギーです。
水の笑顔はとてもチャーミングなんです。なんとも言えない、優しい笑顔。ただ、この笑顔の内面がわかりにくいのです。
みず→見ず→観ず、だから見えない。
なぜ見えないか。水のエネルギーが司る時間帯が、23時~1時。漆黒の闇が包む夜だからなんです。人間は闇を恐れる生き物です。ここから、孤独や恐れという意味につながります。恐れを隠すために、笑顔を作るということになってしまいますね。
しかし。みずではなく「すい」となれば。
すい【推】 の解説
おしはかること。推察。
すい【粋】 の解説
1. まじりけのないこと。また、そのもの。純粋。
2. すぐれているもの。えりぬき。
3. 世情や人情に通じ、ものわかりがよく、さばけていること。特に、遊里の事情などによく通じていて、言動や姿のあかぬけていること。また、そのさま。いき。
相手の気持ちを汲み、すごく純粋な気持ちの笑顔。相手を気持ちよくさせる笑顔、ということなんですね。
「みず」ではなく「すい」にするために必要なのは、「氷」という冷たい個体から「水」というどこにでも染み込むことができる液体へ。さらに、「水蒸気」という熱くて軽いエネルギーを目指すことが大事なのです。
そのためには、土を耕し木を育て、木で切り倒して火を燃やし、そのエネルギーを水に与えていくことですね。これは、剋する関係。そうです、ある意味苦労が大事だということなんです。
でも、水があれば、木は育ち、火の燃料となり、燃えて土になり、土が凝縮して金が生まれ、金が冷えてまた水となる。五行の循環となるのです。
だから、人は水のそばで暮らし、文明を生み出し、発展してきたのだと思います。その適応力、柔軟性を活かして。また、日々の暮らしの中で、人と人とを結ぶ。そこから、おおらかさやユーモアが生まれてくるのです。
水は情報の貯蔵庫と言われています。いい情報が入った水をいただくことで、運気を上げていくことができます。きれいな水、地球という情報が書き込まれた大地から湧き出た水は、
何物にも代え難い貴重なものなのです。
これから水が本当に貴重になってくるでしょう。日本は元々、水の豊かな国。だから、一白水星は日本なのかもしれませんね。
ぜひ、毎日きれいな水をいただいてください。1日2リットルが目安です。ガラスでできた花瓶を置いてお気に入りの花を飾りましょう。窓ガラスはなるべく綺麗にして、良い気を取り込む環境を作りましょう。水槽を置くのもいいですね。
黒い食べ物(海藻、貝類、黒ゴマ、黒豆、蕎麦)や、クルミ、小豆、お味噌、エビ、黒豆茶。こういった食物も、水のエネルギーを取り込めますよ。ぜひ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。今回で、開運陰陽五行は完了となります。
陰陽五行で大事なのはバランス。どれが多くても少なくてもいいというものではありません。不足を補い、余分は出す。そうやってバランスをとっていけば、心身共に健康であり、開運にもつながります。ぜひ、皆さまの日常に、お役立てくださいませ。
開運陰陽五行シリーズ
- 第1回『木』(三碧木星・四緑木星):スタートダッシュ!
- 第2回『火』(九紫火星):何度でも。
- 第3回『土』(二黒土星・五黄土星・八白土星):BELOVED.
- 第4回『金』(六白金星・七赤金星):天使と悪魔。
- 第5回『水』(一白水星):笑顔の行方。